一切営業はしない、あなたにコーヒーについて話したい。

ランチも落ち着いたカフェタイム

一人の男性がお越しくださり、席に着くなりお名刺を下さいました。

なになに・・・珈琲の焙煎かぁ・・・

お客さまを装っての、各種売込みはとっても多いので・・・

先輩方から「お客様を装う人はズルい、だからそういう人の話は聞かないほうがいいよ」

と、言われているけど、この男性はどうなのかなぁ?

珈琲を値踏みしに来られたのか・・・

カフェを楽しみに来られたのか・・・なら名刺出さないよね・・・

とか思いつつ、普通に客様と同じように接することにしました。

珈琲を一滴残さず召し上がられてから色々お話を始められました。

「日本で焙煎のプロと言っても、
珈琲の知識なんて子供の遊びみたいなもんだ!」
と、おっしゃったので
ちょっと、衝撃的な出逢いです。。。

私は、珈琲の専門家でも何でもないので、
思うことを包み隠さず言ってみました。

店主)
「例えば、イタリア人がお茶の葉を積んで、
もんだり蒸したりして極上の日本茶作りました!
って言っても・・・美味しそうですか?
ヨーロッパの人が着物着て似合いますか?
ってことで、日本人にはまだ歴史が浅いから、
知らなくてもしかたがないですよ。。
それと同じで、日本人の珈琲については、
まだ勉強不足ということでしょうか?」

と、訊いてみました。

そしたら

珈琲マスター)
「そうです、みんななにも知らない!
技術も何もかも、
焙煎なんて10年やってやっとやっと、
販売できるようなものが作れるようになるのに・・・・
そんな、
なんの知識もない人たちがやっているから、
日本は遅れていて
日本人は美味しい珈琲を間違えているんです」

と・・・

店主)
「日本はだめなら、どこの国だといいんですか?
わたしは、イタリアでもフランスでもスペインでも・・・
コーヒー美味しいなぁ・・って思ったんですけど 笑。
どこの国が間違えてないんですか??」

珈琲マスター)
「ドイツです、ドイツが進んでいて
珈琲は美味しいです」

店主)
「ドイツは珈琲もビールも美味しいんですね、すごい!!」

珈琲マスター)
「日本でも正しい知識で珈琲を飲まないといけない」

店主)
「でも・・・
それって消費者が悪いんじゃないですよね?
だって、あるものの中で美味しいかどうかを
判断するわけだから・・・
そういう「本物」を広めないことには・・・
届かないですし・・そりゃぁ仕方がないですよね」

珈琲マスター)
「私は、40年珈琲を焙煎してきたんです。
それで、思うような味、
その美味しいフルーティーな
焼き具合の限界点がわかったのが7年前です。
あなたは、全て自分で調理されている・・・
今度、妻を連れてきたいと思った。
だから、営業は一切しないから、
あなたに珈琲の話をしたい。
何でも答えるし、何でも教えるので、
工房に来てほしい」

ザックリこんな話でした。

もう、スガシカオさんの歌がながれてきましたよ(*^-^*)

♬ ぼくらはいちについて~ ♬

ぜひぜひ、工房にお邪魔してみたいです!!
時間を作って。

こんな拘りマスターから、
話がしたいと、言っていただけて嬉しいです。

40年かぁ・・・
わたし、まだ半分。。

akaiitoには、
色々なプロフェッショナルの方がお越しくださいます。
それだけで、人生豊かになります。

珈琲マスター)
「今は、みんな見た目や雰囲気だけで、
美味しそうというのを判断している。
でも、そんなことでは、
いいものが無くなってしまう。
それはダメだと私は思っています」

すばらしいです。
カッコイイ!!

40年同じ道を進んで来られて、
納得の豆を焙煎出来たのが7年前・・・・

わたしに「午前中は何をしているの?」と、
訊かれたので、

その質問は捨て置けないわ!と 笑・・・・
「仕込みです、開店前も朝から仕込み、
閉店後も仕込みです。でも時間足りません」
と、お答えいたしました(*^-^*)。
同じくわたしも真剣です。
お客様のお顔を見て、
ちゃんとおつくりしています。

と、いう事で・・・・

先ほどのマスターの焙煎工房に、
是非、お邪魔したいと思います。

「この人に話したい」そう思っていただけて嬉しいです。
こうして、色々なプロフェッショナルのお話を
伺ったり出来て嬉しいです。

おっと・・・

まだ、焙煎された珈琲は飲んでません 笑。
あの溢れる自信からは、私の目から鱗が落ちるかも・・・

嗜好と知識は違うとおっしゃってたので、
この言葉は重要ですよね。

知識通りの嗜好じゃないといけなかったら・・・
面白くないですしね 笑。

美のひな型みたいな女性だけが「美しい」わけではなく・・・

美しさにも個性があるように、
欠点だらけに見えるような人だって・・
美しいとされなくちゃ!!ですよね。

だから、嗜好と知識は違う・・・
この言葉は重要だなと思いました。

でも・・・

akaiitoのショコラに合う・・・
究極ロマンティックな焙煎ブレンド
してもらえたら・・・
素敵~。

きっと、お客様に喜んでいただけるな!!って、
思う店主でありました。

てんしゅ。

**写真はイメージです:本文と関係ありません**