こんにちは、店主です。
毎日暑いですね、そして「夏」ももう終わりですね。
(暑さは続きそうですが・・・)
しまいさんと働くようになって、彼女の言葉から「そうだったのか」
と、感じる事が多い毎日です。
今日は、そういう事でお伝えできたらと思います。
私が自分の為に作っていたもの(賄い)の匂いにつられてしまいさん 笑
「いい匂いです~店長、それは何ですか??」
「あ・・これは、レンコンが残ってたから 笑。食べてみる??」
「はい、あ、レンコンこんな風にお料理するんですね!!私は、筑前煮とかきんぴら風とか、そういうのしか思いつかないんですけど・・・店長の発想の引き出し多いですよね!!わぁ~美味しい、ピリッとしてて、いくらでも食べれちゃいますね」
写真のレンコンが少し黒いのは、味付けだけではなく、当店では「鉄のフライパン」を使っているから。
テフロン加工などではなく、
鉄の重たいフライパンを使っています。
鉄分が素材に吸収されるので、簡単に「Fe」を採っていただけますよ。
食材も、少しづつだけ残ったりして、それを使って「賄いおかず」を作っています。
身体によくって、美味しく「いただける」もの。
いただくというのは「命をいただく」という事です。
それなら、笑顔で美味しくて、栄養価の高いお料理にしあげたいものです。
わいわい食べると楽しい、というのと。
お腹を満たすだけではなくて「身体も元気になる」
という事も重要な「お食事」の役割だと思います。
そういう「食事の役割」というのを、わたし(店主)は大事にしていて、
スタッフしまいさんも、そういうお考えの家庭で育ってきたので、共通する思いがあります。
この狭いキッチンで、お互いイライラする事も全くなく、笑顔溢れる楽しいお仕事になっているのは、
「食に対する考え方や思い」に、同じものがあるという事が大きな要因だと思います。
そして、↑の会話の続き↓
「店長、私、母がお料理が好きで、食べることをすごく大事に私や兄弟を育ててくれてすごく感謝していて、私もお料理したいんですけど、とっかかりが分からないんです。普通のものは作れるんですけど・・発想が乏しくて、店長みたいに応用が出来ない・・・」
「足し算引き算は出来るけど、割り算掛け算・・・因数分解なんて出来ないって感じかなぁ?」
「そうなんです!なので、それを学びたいんです」
「って・・こんななんでもない、レンコンのお料理にそんな事思うの 笑?」
「店長にとってはそうかもしれないんですけど、レンコンがあったら・・筑前煮と思ってる私には思いつかないんですよ 笑」
「そうなんや 笑、みんなそういう事につまずいてるんかな?」
「そうだと思います!!なので、教えてほしいとみんな思っているとおもいます!!」
「例えば、胡瓜があったとして、ご主人や彼氏のビールのアテを作ったら、韓国風、中華風、和風、って簡単に3種は作れるよ。そういう事を教えてほしいって思ってるって事よね。ジャガイモがあったら、ジャガイモなんて相当色々作れるし・・・お米もそうだし・・・」
「あ~!!20代の人とかを対象に、そういうお料理教室やって下さい~!!!」
「そうやなぁ、お嫁に行く前のこれから素敵な人をゲットしようという方々に」
「私も、絶対参加したいです!!」
「あ~・・冬が近づいたら、クリスマスチキンとか焼けちゃうように、何回かやりますか~」
「それ、いいです~。家族もビックリしますよね!!」
という会話の中で、わたしは色々な事に気づきました。
「好きなように絵を描く」と言っても、基礎デッサンが出来ないと、絵は描けないわけです。
ピカソでも、素描はとっても上手くって絵も上手いので、ああいう画風の絵が描けます。
基礎デッサンが出来ない人の絵は、やっぱり「変」です。
遠近感もですし、歪んでいたりします、ビシっと決める場所が決まっていないので、違和感満載の絵になります。
「上手いなぁ」と、思うのはもちろん、基礎デッサン力がある絵でしかないです。。
お料理も同じで、基礎料理力みたいなのが必要なんだと思います。
しまいさんは、勉強中なのでいつも「店長、それはなぜそうなんですか?」「店長、そこはどうしてそうするんですか?どんな理由があるんですか?」と、色々疑問をもっているようです。
そっかぁ・・
そうなんですね。
と、言う事で、結婚しても子育てをしても「お料理を愉しむ」「ご主人やお子さんの健康を毎日気遣えるお母さん」を目指してもらう為に、お料理教室を始めようかと、今、考え中です。
1つの食材で、何パターンか作ってみたり、
みんなをおどろかす、ふかふかパンケーキを焼いてみたり、
余りそうな食材でどこまでお料理できるか、
などなど、ご結婚前のみなさまを対象に、母のような気持ちで、みなさんと楽しめたらと考え中です。
店主。