日々の暮らしのそばにある、特別。

誠実に優しく、真心を込めて、チーズケーキを焼き続けて12年目の小さなmaison。チーズケーキは「より美味しく」「より優しく」研鑽の毎日です。例えば焼き時間、例えば焼き温度、そして素材、少しづつの違いが味を変化させてくれます。流行は追いません、私は調理師免許保有者のフードスタイリストで多くの仕事もしてきました。だから「世間ではどうか」という事より「当店のお客様にはどうか」と大切にしています。

12年、チーズケーキをこうして研究し、焼き続ける事が出来るのは、一重に「akaiitoのチーズケーキが大好き」とお選びくださり、人生と共に歩ませていただいているお客様のお陰だからです。週1回~2回、恐らく10年くらいずっと通い続けて下さっているお客様は、毎回チーズケーキと漢方チャイ(時々パフェとか紅茶とか)です。その位飽きないって事です。「罪悪感が無い」そう仰ってくださいます。

色々な旬の食材を「コンフィチュールにしてから練りこむ」「素材を低温で蒸して、甘みを出してからから練りこむ」など、重ねて重ねて手間をかけています。もちろん、素材も厳選しています。

こんな小さな店のチーズケーキですが、取材もたくさん来ていただいて、2023年度は「奈良 こだわりのカフェ&お店案内」の可愛いガイドブックに生駒市で1軒の掲載をしていただいて、奈良の総合情報誌Narakkoさんの奈良のチーズケーキ14選にも選ばれました(アイコン画像にも選んでいただきました)。Yahooにも載せていただいたりしています。

心のこもった食べ物、そんな事を大切にしています。その違いは、きっと分かっていただけると思っています。工夫を続ける、お客様の人生に寄り添う「やっぱり、akaiitoのチーズケーキが良い」そう感じていただけるように、心の中がほんわりと温かくなるような、温かな種をお客様の心の中に。

最近、少しまた作り方を変えています(レシピ分量は同じ)。「あれ?いつもと違う」みなさんそう言ってくださって「うん、いいよ、僕これすき」。有難うございます。(レシピは同じでも、作り方を変える事によって、焼き温度や焼き時間に気を配ってあげないと、表面が割れたりもしますので、気を配って作り方を練っています。

素材もそうですが、同じじゃないんです。湿度に弱かったり、焼き温によっては香りが立たなかったり「どんな素材でも同じように焼けばいい」そんな事はありません。人と同じですよね。結構わたし、辛抱強く人を見ています。これは、仕事上、色々な素材を相手にしているからかもしれません。コンフィチュールにしようと思っても、うまく行かなかったり、思った味にならなかったりを、辛抱強く扱っているからかもしれないです。仕事上得た素晴らしい能力です笑。

みなさまが、悲しい日も、大切な人を失った日でも、お客様に寄り添える、寄り添う資格の有るチーズケーキでありたいです。「きっと私、akaiitoのチーズケーキ食べたら元気になれる!」そう思っていただけるように、責任を持ってご用意いたします。

店主。