仕込みです。

鴨肉を骨から外してフルボディの赤ワインでマリネしていた物を取り出し、再度包丁を入れ丁寧に観音開きに。肉とハーブの詰め物をして綺麗にフィスレかかった時間は2時間以上。15本も巻いた。これはメイン鴨もも肉1枚分。全ての作業を一人でやっている。ブイヨンを取ったり、デミグラスソースを作ったり、魚料理だって。何日も何日もかける。

映画ゴッドファーザーのサントラを聴きながら仕込み。私はどこか異国のレストランのキッチンにいてきっとここは小さな島で街で1軒しかないレストラン、なんて空想をしながら仕込みに没頭する。忙しくて目が回りそうだけど仕込みをしている時は「瞑想状態」みたいなもので、すごく気分が良くなる(飲食業ハイ)。

旅したいろいろな国々や、そこでみた料理やシェフ、ウエィターさん達との思い出を思い出す。知らない事は知ったふりは出来ないし、ふりをしてもそれはしったふりでしかないので、経験って大きいなって思う。若い時に色々な経験をしていてよかったってすごく思う。

25日、たいせつなお客様をどこか異国への旅にお連れできるよう懸命に頑張ろう。仕込みにゴッドファーザーのサントラほんとに最高!!

店主が一人で営む小さなレストラン&カフェ akaiito maison