お花が綺麗で癒されます。
母が色々と花を咲かせてくれています。母が世話をすると花がたくさん咲きます。不思議ですね、母は芽吹かせることが得意なようです。私がこどもの頃から、母がいる所に子供が集まるという感じでした。akaiitoのお花たちも世話をしてくれていて、綺麗に咲いてくれています。今は、すずらん、チューリップ、クリスマスローズ、カモミールなどが綺麗です。もう少ししたら紫陽花がたくさん咲くと思います。
akaiitoは小さな店です。今年6月で12年目に入ります。奈良の端っこ大阪府との境目に位置します。最寄駅から徒歩で25分、バスに乗っても10分、決して便利な場所にあるわけではないのです。多くのお客様が大阪や兵庫、奈良県内からも、近鉄生駒駅から徒歩でご来店下さいます。
飲食店って世の中には沢山あります。洋服や音楽のようにそれは「個性」だと思うんです。好きな音楽を聴いて、好きなファッションに身を包み、それぞれの仕事や社会的な立場や趣味もあって、飲食店もそういう場所が好きです。「ここにいると安心するな」という場所です。もちろん、味の好みもあります。
店主の私は、大阪(梅田・堀江など)の人気のカフェ出身です(カフェ好きが高じて)。それから、フードコーディナイターの先生のアシスタントや、大手食品会社の料理教室の講師、食材の勉強の為に北新地の高級な店などで経験を積みながら、カフェオープンの研修トレーナーや店舗のコーディネイトなど色々な店の立ち上げのお手伝いなどもたくさん経験させていただきました。奈良に戻り、とある店のマネージャー店長(全てのメニューから何から何まで担当)を経て、そちらを退職してから、この場所にakaiitomaisonを開店して6月で12年目に入ります。
大阪で働いていた頃は、何足の草鞋も履いていたので、自由時間が移動時間くらいしかなかったんですね。。梅田から天満に移動して、その時に15分時間が余ったらあのカフェに行こう!梅田から本町に移動して、時間が20分あったら淀屋橋であのカフェに寄ろう!あの時、もうほんとに日々クタクタで、注文したら寝てた時もありますよ笑。
あの頃は、カフェで飲むコーヒーが私の命を救ってくれていた気がします。好きな店は、ちょっと分かりにくい場所にあったりする場合が多かったです。その店を好きな人が集まっていて、落語家さんや漫才師さんを何度も見かけた事があります。「その店が好き」「その場所が落ち着く」そういうカフェが私は大好きです。移り変わるものではなくて、その人の心に残る場所、人生と共にある場所であれるように。
物はいつか古くなってしまうけれど、想い出や記憶はずっと変わらない宝物だから。ずっと「身体が欲する!」と食べに来て下さる(ほっとしに来て下さる)お客様の笑顔に元気をいただいています。圧倒的にお一人でご来店下さるお客様が多い店です。
長くなってしまいましたが、お客様から頂戴した「akaiitoと私」という素敵な物語を最後にご紹介させていただきます。
akaiitoと私
大阪市内に住む私が生駒にある akaiito を最初に訪れたきっかけは行きつけの美容院でした。その近所に真っ赤な外観のカフェがあるのは知っていましたが、実際に入ってみたのは 2,3 回後のことでした。美容院に行くたびに立ち寄っていましたが、途中からは美容院に関係なく akaiito 目当てに生駒に向かうようになりました。
akaiito の代名詞と言えば?答えは人によって変わってくると思います。コーヒー、チーズケーキ、唐揚げ、パフェ、玄米、etc
どれ一つとっても他店では絶対に味わえないレベルです。原材料や調理へのこだわりが
高すぎるからだと思います。儲けが出てるのか心配になるくらい。インテリアや食器へのこ
だわりに加え、お客様のために手間暇を惜しまず頑張り続ける店主さんの人柄も相まって
唯一無二のカフェになっていると思います。
チーズケーキやパフェなどのスイーツ類には毎回感動させられます。素材の良さを生か
し手間暇かけた逸品をおすすめのドリンクに合わせて楽しんでいます。しかも行くたびに
新たな逸品に巡り合えます。今まで食べたチーズケーキは何種類になるのか数えられない
ほど。
クリスマスディナーの鴨料理やバレンタインチョコなど企画ものも要チェックです。他
店とは同じ土俵で比較することができないレベル。年間を通して楽しめる akaiito は私の生
活の一部になっています。
(40代、男性のおしゃれなお客様)
素敵なお客様と小さな店、いろいろなご職業のお客様がこっそり通って下さる特別な場所でもあります。