「そっとしておいてほしい」そんなお時間をお過ごしいただいているようです。

6月28日で10年目に入ります、小さなカフェです。開店した時からのコンセプトは「おとなの寛ぎのカフェ」です。

ご飯に連れて行っていただく際は、こっそり行くような、並んだりしないような、食通しかしらないような店に連れて行ってくださるの時がワクワクします。そして「大将!この人に今日一番うまいもの食べさせてあげて」「あいよ!」みたいな感じで、これがすごく好きですドキドキします!!「しあわせ~」って思います。

そういう感じが大好きなんです。美味しいお店を自分で探して(誰かが連れて行ってくださって)、行きつけになるというのは結構大人な素敵な事だと思います。「こんなところに?」「こんな素敵なお店が?」みたいなお店は、ほんと大好きでウキウキします!

akaiitoもそんな店を目指していて、言わば「裏アカ」みたいな感じかと思います笑。お客様は、自分の日頃の暮らしの影響が及ぶ範囲の知り合いにはakaiitoを教えたくないみたいです。裏アカ、ほんとに好きな物、そして浅い関係の人には知られたくない自分だけが通いたいお店のようです。こういうのってすごく嬉しい!!

それで「おとなの寛ぎのカフェ」というテーマを掲げています。大人ならではのレストランや料理屋さんは(金額的にも)あるけど、カフェという立ち位置ではなかなかない気がしていたので。

「子供が出かけている間に一人の時間を」「今日は子供を主人が見てくれているので、ひとりでまったりしに来ました」「辛いことがあって・・・一人になりたくて来ました」「奥さんが友達と出かけたんで、僕もひとりでまったりしようと思ってきました」「今週すごく頑張ったので、絶対akaiitoに行こうって決めてました」

みなさん、ひとりになる時間が必要なんですね!!すごく分かります。私は週に1日誰にも会わない日が無いとすごく疲れます。今、そういう場所って求められてるんだなって思います。

長いお客様になってくださっているお客様との出逢いは偶然が多いです。「たまたま通りかかったら美味しかった」がご縁でもう8年、9年のお付き合いになるお客様も多くなりました。ほんとうにすごく有難いです。ありがとうございます。

先日引き出しを片付けていたら、ご近所の大好きな三人娘さんから「1周年おめでとうございます」のお花の札が出てきました。感激して、しばし動けなかったです。こうしてずっとずっと応援してくださっているお客様にはほんとうに、もう言葉が無いほどの感謝でいっぱいです。当時幼稚園だったお子様が・・えっと・・・もう中学生?高校生?すごい月日です!!

そして、いろいろなお客様に少しづつakaiitoのスタイルをご理解いただけるようになってきて、「手作りが有難いな」って思っていただけるようになってきたのもお客様みなさまのお陰です。10年かかるんだなと思いました。やってみてわかる事ですね。。

お客様もみなさん、コロナ禍に耐えて居られて疲れてらっしゃると思います。終息宣言を聞いたら「一夜限りの小料理屋」とSHINシェフの「一夜限りのイタリアンレストラン」をまたやりたいです!!SHINシェフはITALIAのグレートイタリアンシェフの一人でもある、Roberto Petzaシェフの元でずっと働いていた本物のイタリアンのシェフで、店主とはなが~い友達です!(コロナ終息したらイタリアに戻っちゃうかも?)


「私のお気に入りの店やねん」って、大好きな大切なお友達をお連れ下さるお客様がとても多くって嬉しいです。

ショコラもすごく好評で、今月ご用意させていただけそうです(*^-^*)!!

小さなカフェakaiito maison


そして開店してすぐのお客様、あの頃は毎週金曜日にお越しくださってたかな?お二人が恋人同士になられて、お二人の時間をakaiitoで育まれて、そして結婚、転勤、10年の間にいろいろあって、赤ちゃんが生まれるなんて!!姪っ子が生まれるようなそんな気持ちです(*^-^*)。もう家族みたいな気持ちです(*^-^*)。

「あの頃は、何にも知らなくて楽しかったな」と、赤い席に座ってお二人の色々を思い出されていたようです。あの頃は夜営業していて、金曜日の夜はみんなで楽しかったですね。中島ドクターもお元気にされているかなぁ?

日々に一生懸命だけど、積み重ねてきたものの重さってほんとすごいなって思いました。