2026年5月1日

今日という日が、静かに、確かに、特別な日。

ご予約なしでお越しいただける、最後の日。

扉が開くたびに、「akaiito大好き」という気持ちが、目に見えない形でそっとこぼれ落ちてくるようで

そのひとつひとつに、胸がいっぱいになりながら、でもずっと笑顔でいられた一日でした。

そして、開店して少し経ったとき、

小さな赤ちゃんとお母さんが、ドアを開けてくれました。

お話をしていると、ふと「昔、夜カフェによく来てたんですよ」と。

——え。

まさか、と思いながら聞けば聞くほど、記憶の中の扉がひとつ、またひとつと開いていく。

毎週金曜日の夜。ほぼ欠かさず来てくれていた、あの学生さん。

就職されてからは、ぱったりとお見かけしなくなって、もう12年ほど前の話です。

「最後だと知って、絶対に来たかったんです」

その言葉が、静かに、深く、胸に刺さりました。

あの頃の夜が、お客様の心の中に生きていたなんて、感動。

赤ちゃんのやわらかな重さを抱きながら、お客様が思い出に会いに来てくれた。

その事実だけで、14年間、ここに灯りをともし続けてきた意味が、あったと思えます。

お客様お一人おひとりの中に、それぞれのakaiitoがある。

それがこんなにも嬉しく、こんなにも誇らしく、こんなにも、泣きたいほど愛おしい。

思い出に会いに来てくださって、本当に、ありがとうございます。

みなさまのことを、ずっと忘れません。

 

 

— akaiito MUMU